展示情報 l'exposition

Han-geul Typography

2019年4月12日(金) 〜 4月16日(火)

押す文字

韓国固有の文字ハングルは子音記号と母音記号の組み合わせ。私はそこからハングルを4つの単純なハンコであらわすことを思いつきました。ハングルはたった4つの基本線のコンビネーションで作れるのです。

「文字を刻印する」 これが私の作品の核心です。版画なら10枚、100枚と同じ作品を作ることもできるでしょう。でも、私の作った4つの基本線から作られるハングル文字はちがいます。表情があるのです。こどもが押すのか、おとなが押すのか...

ぎっしりと目の詰んだ文字、ゆとりのある文字、曲がりくねった文字、背筋の伸びた文字。押してみると、そのこと自体がなんて楽しいことか気付いていただけるでしょう。瞬時にのびのびと立ち現れるこの文字を、私は「即席文字」と呼んでいるのです。

<作家略歴>
Kim Sup(キム ソプ)
弘益大学校美術大学視覚デザイン科卒業(1996年2月)
〈ハングル文字研究会〉結成ならびに活動(1992年〜1996年)
世宗大王記念事業会主催ハングルデザイン公募展優秀賞(1993, 94.95年度連続)
「デザイナー歴史を読む展」(全州、2002年)
「ハングル文字研究会10周年記念展」(ソウル文化日報ギャラリー、2002年)
ハングルの日記念「新しいハングル文字で対話しよう「ハングル展」(空門、 2009年)
「ハングル文字研究会20周年記念展」(近現代デザイン博物館、2012年)
「国際文字芸術展」(2013、中国湖南師範大学美術大学美術館)
「ねえちゃん ジャガイモの花、おとうとコトバの芽」展(2014年 ソウル 九老アートベリー)
「あんさん、これ知っとる」個展(2015年 ギャラリー アーティオン)
ソプ氏 文字 個展 (2018年、ソウル 韓屋青)
2019年4月11日 東京神保町チェッコリ(ブックカフェ)にて講演

展示スケジュール